貸金業とクレジットカード現金化の違うところとは?

貸金業とクレジットカード現金化の違うところとは?

現金化と言えばクレジットカードの現金化であることは現在では常識と言えるでしょう。

現金にすると言えば何か品物を売ってその代金をキャッシュで受け取ることです。

では似たような仕組みと思われる消費者金融とどう違うでしょうか。

クレジットカード現金化の仕組みの基本と、貸金業との比較を行ってみます。

クレジットカード現金化の原理をおさらい!ショッピング枠で現金を作れる理由

クレジットカード現金化の原理をおさらい!ショッピング枠で現金を作れる理由
この商取引の原理を利用しているのがクレジットカードのショッピング枠を利用するクレジットカード現金化です。
つまり、クレジットカードのショッピングで買物をしてその買った品物を現金で買い取ってもらうシステムです。
さて、このような商取引は売る人とそれを買う人がいなければ成立しませんね。
そこで、品物を買うのは現金が欲しいユーザーで、その品物を買い取るのが現金化業者と言うことになります。
その品物はお金になるものでなければなりませんが、同時に買う人が欲しい品物でなければなりません。
そこでこのクレジットカード現金化ではまず買う側が売る側にその品物を指定します。
そして、売る側つまりユーザーで現金が欲しい人はその品物を買うのですが、この時には現金を出して買うのではありません。
その時に利用するのはクレジットカードのショッピング枠です。
ですからこの時点での現金の動きはありません。
ところが、その品物を受け取る側がその代金を支払う時には現金になります。
つまりクレジットカードのショッピング枠がここではじめて現金化されるのです。
ただし、このような商取引で現金を渡す側は売り手の言い値で品物を買うのではなく、そこにしかるべき利益を確保するためにキャッシュバックの率が定められています。
そしてネット上の現金化業者はこの売り買いの差額を収入にしているのです。
このようなクレジットカード現金化業者のサイトはネット上にいくらでもあります。
それはこのような方法で現金を必要としている消費者が多いからでしょう。
そして、現金化業者も様々でキャッシュバック率も様々なのが実情です。

貸金業とクレジットカード現金化の違い

貸金業とクレジットカード現金化の違い
商法の中には様々な法律がありますが、身近なところでは貸金業法という法律があります。
この法律は金融機関などを対象にしていて消費者金融を含む金融機関が個人や法人にお金を貸し出す時の諸々の事項について細かい規定や規約を設けています。
すなわち、これらの金融機関がお金を貸す時に受け取る利息について、それは何パーセントまででなければならないなどという規定を設けています。
ところがこの規定が曖昧であったために消費者金融などはその限度一杯の高い利息を適用して貸し出しをしていたためもあって、借入をしたユーザーは返済の時に返すお金が足りなくて、別の消費者金融から借入をしたのです。

このようにして次から次へと借入をした結果その人はもう返済が不可能になり多重債務者になってしまいました。
この社会現象がオーバーヒートしたので国は貸金業法を改正して金融機関がかけることができる利息の上限を引き下げると同時に、このような多重債務にならないために個人などが借入る金額がその人の年収の三分の一までという総量規制という規定を設けたのです。
そうすると俄かにユーザーが借入る条件が厳しくなりました。

もうそれまでのように気軽に消費者金融から借入をすることが事実上できなくなったのです。
そこで、このような現状でも現金を入手する方法として融資ではなく品物の売買という手法で現金化する方法が産まれたのです。
それがいわゆるクレジットカードのショッピング枠現金化です。
このシステムでは現金は確かに動くのですがそれは融資でも貸し出しでもありません。
あくまでも普通の商売であり、品物を売ったり買ったりするのですから、何らの規制も規約も無いのです。
ここが貸金業とクレジットカード現金化の違うところです。